ちょっと前から、KDE系のアプリが
$ ksnapshot
浮動小数点演算例外です
$ ksnapshot
Floating point exception
こんな感じで動かなくなってました。「なんだろうなぁ? まぁ sid だし、そのうち直るだろ」と思ってたんですが、一向に直る気配なし。ちょっといい加減不便になってきいたので、調べたら、どうも libqt3-mt を使っているアプリが全滅な模様。
でも影響が多いわりに、あまり騒がれてなくて不思議に思ってたんですが、結論からいうと、Xのドライバとして fglrx を利用している時に起きる問題みたい。
http://lists.debian.org/debian-qt-kde/2006/09/msg00081.html
によると、fglrx が正しい resolution の値を返さないために、QPaintDevice::~QPaintDevice で浮動小数点演算例外を出すとのこと。
$ xdpyinfo | grep -A1 dimen
dimensions: 1600x1200 pixels (0x0 millimeters)
resolution: -2147483648x-2147483648 dots per inch
お、本当だ。xorg.conf の Monitor セクションに DisplaySize を設定すればこの問題は回避されるらしいので
Section "Monitor"
Identifier "aticonfig Monitor 0"
DisplaySize 541 406
EndSection
Section "Monitor"
Identifier "aticonfig Monitor 1"
DisplaySize 541 406
EndSection
で X を再起動(2箇所設定しているのは、デュアルディスプレイでの利用だから)
$ xdpyinfo | grep -A1 dimen
dimensions: 1600x1200 pixels (541x406 millimeters)
resolution: 75x75 dots per inch
お? ちゃんと resolution が帰って来た。libqt3-mt を使ったアプリも起動するようになった :-)
IPv4/IPv6 meter |
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